昔共感した組織論です。

 経営者は、たくさんの人を束ねなければならず、

 人間関係で苦労することも多いことでしょう。

 管理職の方やチームリーダーの方も、しかり。

 しかし、そういった組織論は歴史上では常のことであり、

 「組織にはこういう人は必ず出てくるものだ」

 ということを学んでおくことで、

 少しは心労が軽くなることでしょう。

 例えば、金銭を横領したり、備品を着服したり

 商品を横流ししたりするといった泥棒のような人も、

 大抵どんな組織にも出てくるものです。

 どれだけ管理をしていてもそういう人は出るから、

 いざそういう横領事件などが社内で起こった時に、

 「どうしてなんだ…」と一人で抱え込んで悩まずに、

 「うちでもやっぱり出てきたな」ぐらいに考える。

 もちろん、「うちの組織にはそんな人は一人もいません!」

 「うちの組織は信頼関係が強いのでそんな例はありません!」

 という会社やチームの方もいらっしゃるでしょう。

 そういう時には、それは特別なことなんだと思って、

 社員の皆さん、チームの皆さんに

 思いっきり感謝しなければなりません。

 組織にはそういう人は出てくるものなので、

 出てこないのは奇跡であり、それを当たり前と思っていると

 後でやっぱり出てきて後悔するものです。

 他にも、泥棒のような人はたくさんいます。

 一番多いのは、ヤル気詐欺の人。

 「ヤル気は人一倍あります! とにかくヤル気はあります!

  何事も一生懸命やります! 何でも言ってください!」 

 とやたらに意気込みだけは見せるのですが、

 その意気込みを買って何かをやらせてみると、

 全くできないどころか、全くやろうともせず、

 「なんか思っていたのと違うので、辞めます」

 と、ほとんど手をつけずに去ってしまうような人。

 単純に、教える時間を奪われてしまいます。

 そしてよく見るのが、リソース強奪という人。

 学ばせてくださいと言って組織にやってくるのですが、

 ノウハウを持っていくのはまだいいとして、

 その組織で出会った人たちを引き連れていったり

 そこで得た肩書やブランド名の一部を使ったりして

 亜流の組織を作って独立するような人です。

 組織がノウハウやお金、つまり組織のリソースを使って

 確立していったものを勝手に外で使い離反するような人。

 リソースを使われるばかりか、その人たちが外に出て

 勝手にやっていることに対して「元社員ですよね?」などと

 面倒な言いがかりに対応を余儀なくされたりします。

 組織を運営、会社を経営、チームを統率していると、

 こういう人はなぜか必ず出てくるものなのです。

 「自分だったらこんなことやらないのに、なぜなんだ」

 と、リーダーは自分を責めてしまいがちです。

 しかし、組織には必ずそういう信義に反する人が

 必ず生まれてくるものなのだ、ということは

 歴史が証明をしています。

 だから、自分自身を責める必要はありません。

 自分はそういう非常識なことはしないようにしよう、

 と反面教師にすればいいのです。

 今、新型コロナウイルスの影響で経済がガタガタになり、

 本当は組織が一体化して頑張らなければならないのに、

 社会の混乱に対して社員たちの間でも意見が別れて、

 大変な時期に人が出ていった、人が離反していった、

 と自分を責めて悩んでいる経営者が多くいます。

 自分を責めて苦しまないようにしましょう。

 そういう人が出てくるのは、仕方のないことなのです。

 もちろん横領されたとか、誹謗中傷をされている、

 といったことには法的手段で対応するべきではありますが、

 「社員に離反された」「スタッフに独立された」

 といったことに対して、トップが悩み悔やみ続けるのは、

 この混乱期で大変な今は、得策ではありません。

 「そういう妙な人も、やっぱりいたな」というぐらいに

 思っておいて、残された人やこれからの人のために

 意識を向けるようにしてあげましょう。

 自分たちは、きちんとしていればいいのです。

 そうすれば必ずお客様は分かってくれますし、

 論争問題になっても事実が証明してくれます。

 人間として信義に欠けるようなことをしていった人のことに

 意識を向けている時間がもったいないので、

 切り替えていきましょう。

 「組織とはそういうものだ」ということを、

 経営者やチームリーダーはよく学んでおくべきです。

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