■「ムダ」が多い人ほど、よく伸びる ■木村 尚義(著)

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先の見えない現代にピッタリの思考法「ラテラルシンキング」を身につけるための方法を解説している本です。ラテラルシンキングは、ヒラメキや思い付き、「そんなことありえない」という発想を生み出すのです。思わぬ発想が生まれることはあります。スリーエム社のポストイットも大塚製薬社のポカリスエットも、思わぬ発想から生まれた名ヒット商品です。ムダを排除し効率化する。少し前にはここばかりフォーカスしていましたが、これも追求しすぎると弊害になります。先の見えない現代だからこそ、新しい発想が生きてくるのです。10年ほど前、飛び込み営業をしている頃、飛び込み営業なんて生産性がない、ロジカルに企画書を使うような仕事にもう就くべきだと断言していた人がいました。そうかなと思った時期もありましたが、当時はやれることをやるべきだと飛び込み営業をしました。結果、心理学のノウハウを身に付けたり、今では講師として営業やコミュニケーションの方法をお伝えできているわけです。一見、ムダに見えるものがヒラメキやアイデアにつながることは日常茶飯事です。そんなムダを有効活用する事例のたっぷり詰まった一冊です。視野が広がる面白い一冊です。それでは特に参考になったエッセンスをご紹介していきます。
●ラテラルシンキングの3つの力
1.疑う力
「なぜ?」をしつこいくらい考えてみる
2.抽象化する
それは「何のためにあるか」を考える。
本質は何かを考え、本質同士を結びつけてみる。思わぬ発見があります。
3.セレンディビティ
偶然を無視しない力。きっかけを大切にする。
※仕事でもムダだと言われたり思われていること自体を疑ってみる。
失敗はムダでなく経験のうちですから、経験が増えれば増えるほど必要なときに活用できるようになるのです。
●1割の成果のために費やした手間のうち9割が失敗と言い換えられるのかもしれません。そう考えると、9割の失敗はムダではなくて、むしろ成功の一部、つまり、「原石」なのです。積極的に失敗しようと思う人はいません。だからこそ失敗の経験はムダではなく失敗を避けたい人から見れば貴重な情報です。(P46 引用)
失敗を生かすか殺すかは自分次第ということですね。
●苦手なものから取り掛かるほうがいいという方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。
例えば、テストでも苦手な設問を先に片付けさえすれば残りは楽だと思い込みがちです。けれども、苦手な質問に手こずっているとテストの時間そのものがなくなるのです。残りの設問がいくら得意なものでも、時間がないと思ってしまい、ミスが出てしまいます。ミスをせず成果を上げるには、得意なものから手をつけてしまうのがいいのです。たくさん仕事が回ってきたら、得意な仕事や好きな仕事から取りかかります。好きなことであれば、いろいろとアイデアも浮かぶし、短期間で質の高い仕事になります。(P86~87 引用)
得意なものから取り組んだ方がスイッチが入ります。結果、どんどんモチベーションも上がるので苦手なことも苦なく処理できます。朝の一番効率のよい時間帯にはメールチェックなどの作業的なものではなく、得意なことに時間を割くようにするといいでしょう。
●つまらない仕事をしているなと思ったら、それこそ将来への投資であり、ムダを活かせるようになるかもしれません。(P109 引用)
●最初から「Win=Win」を求めずに、最初か気軽につながりましょう。
ゆるい繋がりから、何かが生まれるかもしれません。むしろ最初は「Win=Lose」でもいいのです。>
●成長を阻む3つのつぶやき
1.どうせ
2.無理
3.関係ない

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