私は、中古ブランド、アパレルを中心に販売しておりますが、
革製品の取り扱いが多いです。
財布、カバン、革ジャンなんかもたまにあります。
普段自分で使う革製品にも使える知識もちょくちょく配信していきます。
革のなかでも、ヌメ革ってご存知ですか?
名前は聞いたことがあるかもしれません。
ヌメ革の名前の由来は、ヌメリ=滑りから来ています。
表面が滑らかで、光沢があるという意味です。
ヌメ革とは植物の渋に含まれる成分のタンニンでなめした皮革です。
基本的には牛革のことを指し、丈夫さに特徴があります。
牛の本来の毛穴なども出ており、温かな手触りを持つ、古くから皮革製品に使われています。
素材自体は固いのですが、太陽の光を浴びたり、素手で触ることで油がつくことで変色します。
しかし、この傷や変色自体もヌメ革の風合いとして味わいが増す素材です。
大きな特徴を4つ挙げておきます。
1、丈夫だけど、傷はつきやすい
2、使い続けることで、柔らかさ・色合い・艶がでてくる革です
3、動物そのものの革だから革ごとに個性があります
4、水に特別弱いので水濡れに注意!
革全般に言えることですが、革は人間の皮膚と同じです。きちんとケアしてあげれば、シミにもなりませんし、長年、綺麗な状態を保てます。
こういう肌ケア等に関しては、女性の方がイメージしやすいかもしれませんね。
基本的なお手入れ方法
ヌメ革は革の表面に加工が施されていないため、水濡れなどによるシミがつきやすいのが特徴です。
使い込んでいくと手の油や革自体から出る油により自然の保護膜ができますが、まっさらな状態のヌメ革はやや汚れやすいので、購入した後、革用保湿クリームを塗ると、汚れがつきにくくなります。コロニルとかシュプリームクリームなどが有名です。
水シミもクリームの油分により付きづらくなります。また防水スプレーによる保護も併せると効果的です。
しかし、自分で使う場合には、ヌメ革は傷やシミ、経年劣化などが味となっていくため、そこまで神経質にならず荒く使う方が、ヌメ革としての味が出てくると思います。
ケア用品や方法については数多くあるのですが、それはまたいつかお話しましょう。
これだけは覚えておきましょう。
今日の学び:ヌメ革は経年劣化を楽しむ革素材で、水に弱いこと。革は肌と同じ。
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